ノコギリヤシの効能や副作用

日本人にはあまり聞きなれない言葉かもわかりませんが、ノコギリヤシは海外では非常に有名です。ハーブの一種で、ヤシ科の植物であるノコギリヤシは、古くから北アメリカ大陸で、その実が食用として使われてきました。

現在は、男性ホルモンのバランス異常に対する効能などが注目を浴びて、サプリメントや医薬品として活躍しています。日本でも、発毛効果がテレビで紹介された事から、最近、注目を集め始めました。

ノコギリヤシの基礎のお話。

歴史的には、アメリカの先住民が食用として、また、強壮剤として使用してきた歴史があります。中国でも漢方薬として使用されてきたようです。

日本人にはなじみが薄いですが、アメリカなどでは副作用が少ないことでサプリメントとしても人気があります。ヨーロッパでは、ハーブが古くから研究されていた経緯もあり、医薬品として使用している国もあります。

ノコギリヤシの効能は、男性ホルモンの異常を正常に戻す事が主たる効果です。
男性ホルモンの異常で発生すると考えられている症状としては、前立腺肥大症や抜け毛、薄毛といった症状になります。どちらも男性ホルモンが原因であると特定されたわれではありませんが、間違いなく、それらの症状に何らかの影響を与えているといわれています。

前立腺肥大症も、抜け毛も男性ホルモンが関わっているといわれています。男性ホルモンの一種である、ジヒドロテストステロンが、加齢やストレスなどで増加する事が確認されており、男性の更年期障害といわれる前立腺肥大症や抜け毛の原因とされています。

ノコギリヤシは、一般的な男性ホルモンであるテストステロンがジヒドロテストステロンに変化する事を抑制するため、ホルモンバランスが崩れることなく、ホルモンバランスの異常で起こる諸症状を予防、改善してくれるのです。

ジヒドロテストステロンが増加する事は、加齢と共にほぼ全員に起こる事なので、何もしなければ増加し続けます。高齢男性の10人に7人は前立腺肥大症の何らかの症状を発症しているとされており、男性にとっては、ノコギリヤシのような副作用の少ない物で予防や症状の改善をする事は非常に重要といえます。

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