ビタミンAとβカロテンの関係
私たちがビタミンAだと思って摂取している食べ物には、実はビタミンAではないものもあります。
代表的なものは、ベータカロチンで、にんじんなどの野菜に多く含まれています。多くの人は、ビタミンAだと思い摂取しているのではないでしょうか?
ベータカロチンは、プロビタミンといって、体内で必要な分だけビタミンに変わる物質のひとつです。ビタミンAのほかにも、体内で必要なだけビタミンDに変換されるプロビタミンDという物質が存在します。
プロビタミンAはいくつかの種類がありますが、その中でも特に効率よくビタミンAに変換されるのがβカロテンなのです。
ビタミンAの効果はすばらしいものがありますが、過剰摂取による副作用がついてきてしまいます。意識すればよいことではありますが、妊娠中の副作用には、退治の奇形などもあり、摂取をためらってしまう場合もあります。しかし、胎児を健全に成長させるにもビタミンAは必要であり、意識しても摂取すべき栄養素なのです。
ベータカロチンは必要な分だけビタミンAに変換されるので、余分なビタミンAが存在しません。そのため過剰摂取による副作用が少なく、まさに、妊婦さんにはもってこいの栄養素なのです。おまけに、ビタミンAの効能以外にも、強い抗酸化作用を持っており、活性酸素の除去にも役立つます。
過剰摂取による副作用が気になる方だけでなく、一般の方もビタミンAを摂取する場合には、ベータカロチンでの摂取がおすすめです。
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