ビタミンDの効果
カルシウムの吸収を高め、骨の強化には欠かす事が出来ないビタミンDは、13種類あるビタミンの種類の中でも少し変わった存在で、紫外線を浴びる事で皮膚で合成される事から、日光のビタミンとの別名があります。
まだまだ解明されていない効果も多い事から、知名度も低い栄養素ですが、近年の研究報告では癌を予防する等、注目を集めつつあります。
ビタミンDの基礎知識
ビタミンDは、ビタミンAやEなどと同様に、脂溶性に分類されており、脂に溶け易い性質を持っています。
この為、水に溶け易い水溶性ビタミンと違い、体に蓄積されやすいので、短時間で過剰に摂取する事は副作用を招く恐れもありますので注意しましょう。
さて、ビタミンDといえば、骨を強化する為に欠かせない栄養素で、カルシウムの吸収を高めつつ、骨の構築をしっかりとサポートします。この為、最近の牛乳ではビタミンDが含有されている物も発売されています。
しかし、最近ではもっと他の効能も注目されているので、一部を下記より紹介します。
1)癌の予防。
まだまだ研究段階ですが、ビタミンDがガンを予防する効果があると報告されています。
ビタミンDが細胞内に入り、DNAなどにに作用することによよって、がんの増殖を抑えることがいわれています。
2)骨の強化。
腸からカルシウムが吸収されることを助けます。
また、その他にも血液中のカルシウムの骨への運搬を手伝い、さらにはカルシウムが骨に沈着されやすくさせますので、カルシウムとビタミンDはセットで摂取したいところです。
3)健康な髪を作る。
もともとは骨粗しょう症の患者に対してビタミンDを投与していたところ、髪の毛が薄かった人や白髪が多かった人の髪の毛が若返ったという報告があります。
4)肥満の予防。
アメリカ健康栄養実験調査結果より、ビタミンDが肥大した脂肪細胞を監視する働きを行い、正常な脂肪細胞にすることで、肥満を防止することが報告されています。
ビタミンD関連のニュースやコラム。
Copyright (C)「 ビタミンナビ」All rights reserved.