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葉酸摂取と膵臓がんの関連を調べたスウェーデンの疫学試験データが発表されています。

この試験は,がんではないスウェーデン人約8万名を対象に95項目の食事摂取状況の質問をして,その後のがんの発生,特に膵臓がんの発生を長期にわかって調査したものです。
調査で135名の膵臓がんが見かり,食事による葉酸摂取量が多くなるにつれて膵臓がんの発生が低下し,年齢,性別,喫煙状況,運動状況,アルコール摂取量などで補正すると,1日350μg以上の葉酸を摂取した群では,1日200μg未満の摂取の群よりも膵臓がんの発生が明らかに少ないことを認めています。

また、全米がん学会の専門誌である「Cancer誌」に、イタリアのCattolica del Sacro Cuore大学のGiovanni Almadori博士らが葉酸は抗がん剤として治療に有効である事を報告しています。

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研究では、咽頭部がん(eucoplakia)の患者さん43名に、葉酸サプリメントを一日3回5mgづつ摂ってもらい、30日毎に6ヶ月間に渡ってがんの進展度を調べました。 その結果6ヶ月後には、12名の人(28%)の前がん状態が完全に消失しており、19名(44%)の人では約50%が消失していたそうです。
なお、12名(28%)の人には無効だったようですが、特にがんの進展が早くなるということは無かったそうです。 また、この間、特に副作用の症状は認められなかったそうです。
この間、血液中の葉酸値とホモシステイン値を測定したところ、病状の改善とともに血中の葉酸のレベルが増加しており、逆にホモシステインのレベルは明らかにに低下していました。
今までの研究で、葉酸は、DNA合成、DNA修復などの生命維持に必須な成分で、またアミノ酸合成に重要なホモシステインをメチオニンに変換する必須要素でもある事が分かっていました。
そして、逆に葉酸が欠乏すると、がんの進展を引き起こすとの仮説がありましたが、今回の結果はこの仮説を支持するものです。
また、今回の研究では、抗がん剤としてよく用いられるレチノイド(retinoid)との効果の比較も行っています。
それによりますと、葉酸サプリメントの効果はレチノイドよりも若干悪かったのだそうですが、レチノイドに比べて毒性が少なく、更にがんの状態を悪化させることもない事が明らかになっています。
以上の結果から、葉酸サプリメンとは単なる健康補助食品という点から一歩前進し、今後重要な抗がん剤として脚光を浴びそうということです。

(アンチエイジングネットワークトップ>アンチエイジングニューストップ>アンチエイジングカフェ>トピックスより)

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