DHA(ドコサヘキサエン酸)の情報。
青魚に多く含まれいる栄養素で、血液の流れを良くし、動脈硬化などの生活習慣病を予防する働きで何かと話題となっています。
正式なDHAの呼び名は、ドコサヘキサエン酸(DocosaHexaenoic Acid)といい、アルファベットの3字をとっています。
ここでは、様々などを解説しています。
尚、こちらの記事は、【DHAが5分でわかる。】-効能やDHAサプリメントの選び方を参考にしています。
DHAの基礎知識
イワシやサンマ、マグロ等の魚に多く含まれているDHA(ドコサヘキサエン酸)は、不飽和脂肪酸に分類されているとても重要な働きを持つ栄養素です。 「脂肪」と聞くと、抵抗を感じますが、豚や牛に含まれている脂肪とは性質が異なり、血液をサラサラにし、動脈硬化を予防するなどの良い面での効果があります。
その他にもすばらしい効果がありますので、以下に代表的なものを記載します。
1)動脈硬化の予防
不飽和脂肪酸であるDHAは、血液をサラサラにしてくれます。この結果、血管内で血液の流れがよくなり、動脈硬化を予防します。
※不飽和脂肪酸:DHAは、魚に含まれている脂です。常温では液体の状態であることから、体内においても固まりにくい性質を持っています。この結果、血液の流れをよくしたり、中性脂肪を低下させるなどの働きがあります。 逆に、牛や豚などの動物性の脂は、飽和脂肪酸に分類されており、常温では固体であるとおり、体内においても固まり易い性質を持っていることから、血液をドロドロにしたり、コレステロール値を上昇させてしまいます。
2) 脳の発育
人間の多くの脳細胞は、DHAが原料となっています。
このため、成長著しい子供は、特に重要な栄養成分です。健全な脳の発育のためには、魚嫌いのお子さんであっても、食べられるよう教育をしておきたいですね。
3)脳の活性化
DHAは、脳内における情報伝達の役割を行っている神経細胞を活性化させる働きがあります。
頭の回転が速いと遅いは、この神経細胞の量や、活動量によって差生じることがいわれています。
4)アトピー性皮膚炎の改善
日本全国の多くの人は、アトピー性皮膚炎に悩まされています。
ビオチンなどのビタミンが、アトピー性皮膚炎の改善を行う栄養素として有名ですが、実は、DHAの摂取によっても改善することがいわれており、過去にアトピー性皮膚炎患者を対象に有効性を検証したところ、50%に上る改善傾向が見られたという報告があがっています。
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